水門ゲートには、目的や用途によって、以下のような数多くの種類が存在します。
ローラーゲート・・・門扉方式。ローラーにて門を開閉する。
スイングゲート・・・1枚門扉の端を支点に扉自体がスイング。
セクターゲート・・・2枚の扇形門扉が付け根を支点にスイング。
スライドゲート・・・ローラーがなく単純に板を上下に動かす。
転倒ゲート・・・・・洪水など水位が上昇した際、ゲートが倒れる方式、景観に優れている。
フラップゲート・・・水位による自然開閉が可能で、逆流防止のために使われる。
その中でも、日本で設置されている水門の多くは、ローラーゲートです。
ローラーゲートは、鋼鉄などでできた開閉用ゲートの板に、ローラを取り付けたものです。スピンドルやワイヤードラムを使用して、門を垂直に持ち上げて上下に開閉します。
ローラーを付けることで、水門の水圧による開閉抵抗を軽減させ、大きな水圧がかかる大規模な水門にも利用できるほか、構造上、止水が容易で信頼性が高いため河川構造物ではよく用いられています。
いかがでしたでしょうか?